IBPO:パトロール第5班/本日の報告

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  「あ、いたいた班長~」 「探したよ~」   「おう悪ィ、どしたぁ、千鶴[チヅル]、千歳[チトセ]?」     入口から入って来たのは双子。ウチの班員だ。     「ボスが報告書、早急に出すようにって」 「今日中に出さないと釜茹でだって言ってた」     ……やりかねねェ、あの鬼畜ボスなら。         「……終わってるんだろうな?」   「ま、何とかなるだろ!っつー事で錠[ジョウ]、手伝え!」   「冗談は顔だけにしろ」     冷たい野郎だ。     「班長、私達手伝うよ」 「頑張るよ」   「おー、お前らは優しいなぁ。でもそろそろ朝だから体調つらくなってくるだろ? 夜間任務ご苦労、休め」     千鶴と千歳は双子だ。 幼いながらにズバ抜けた戦闘力を持つが故に、IRBOに所属している。     何で戦闘力があるかって?       この双子は――       「じゃあ……夕方、手伝いますっ」 「無理しないで下さい、班長」   「おうよ、グッナイ」     飛び立つ2人を見送る。         あの2人は悪魔と人間のハーフ。 まだ子供で体力があまりないせいか、太陽に弱い。だから夜間任務につかせている。     代わりに他の班員が昼の任務につく。    「黒都」   「ん?」  
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