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キーンコーンカーンコーン!
ガラガラ~!
『英雄!おせーよ!初日からギリギリじゃねーか!相変わらず、遅刻魔はかわらねーか(笑)』
声を掛けたのは中学から同じクラスで、同じバスケ部だった碇 けん太。女の子には不自由した事がないくらいのイケメンで背が高く、みんなが見上げる程だ。俺はそんな、けん太に少し嫉妬していた。
『みんなー席に付けー!ホームルーム始めるぞ!』
と、大声で教室に入って来たのは担任の新井 達也(27)である。見た目はヤ○ザっぽいが、顔立ちは悪くない。そんな事を思っていると・・・
ガラガラ~。みんな一斉に入り口を見る。
『すいませーん。朝食を食べてたら遅刻してしまいました・・・』
大量の汗をタオルで拭きながらヒカルが教室に入って来た。
みんな、その光景を見ながら大爆笑しているが、英雄はビックリしていた。
アイツ、たしかさっき見た熊さんじゃねーか!まさか、同じクラスとはな。
けん太が英雄に気付き、話し掛けてくる。
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