抱き枕

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「あー…寝れないな…」 電気を消した部屋のベッドの中で##NAME1##は唸っていた。 ここは彼氏である忍足侑士の部屋である。 次の日が休みだとか、##NAME1##の親が出掛けるからお前1人じゃ心配だとか、 何かと理由をつけてまで、侑士は##NAME1##を自分の家に泊めたかったのだ。 「早く帰ってこないかな…」 だが、今侑士の家にいるのは##NAME1##だけ。 肝心の侑士は跡部に呼び出されて30分前に家を出て行った。 現在の時刻は22時過ぎ。 侑士は寝とけ、と言っていたが毎日抱きしめている抱き枕を忘れてしまったため、##NAME1##は侑士が帰ってくるのを待たなければならなくなった。
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