21人が本棚に入れています
本棚に追加
それは全員が住んでいる神社だった。しかしその事実に誰も喜べなかった、そこには民家の2倍ほどもある巨大な蜘蛛がいて、周りにたくさんの人がいるのが見えたからだ。
「くそ!!」
蓮が悪態をつき走り出した。それによって全員が現実に引き戻され後を追って走り出した。
全員が神社の裏に着くと、蓮が指示を出し始めた。
「俺はじっちゃんの所に行く!お前らは鈴達を探して裏山に入っとけ!」
「わかった!気を付けて!」
そう言うと蓮は一目散に家の中に飛び込んでいった。家の表に来た蓮は誰かいるのが見えたので一旦身を隠して様子をうかがうことにした。
家の前では和尚が蜘蛛を引き連れて来た男達約10人の前で膝をつき頭を下げていた、どうやらまだ男達が来たばかりで和尚が挨拶をしているようだった。
「どうもこんにちは、今日はどういったご用件でしょうか?」
すると1人の男が話し出した。
最初のコメントを投稿しよう!