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神社の正面入口、そこに領主達はまだ待っていた。
「う~ん、来ないな~。」
「やはり逃げてしまったのでは?」
その時神社の中から誰か出てきた。蓮が返り血をあびて神社の中から歩いて来た。
(顔付きが変わった。)
領主はそう思いつつも最初と変わらぬ話し方をした。
「よう、ずいぶん遅かったな。その様子じゃお別れも済んだみたいだな。」
今まで反応を示さなかった蓮が最後の言葉には反応し領主の方を向いた。
「……そいつはなんだ。」
蓮は領主の横にいる先ほどの化け物を睨み付けながら言った。
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