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腕を振った瞬間部屋の中に少年が飛び込んで来た。
「寝~過ごした~!!!」
グシャァァァァァ!!
目をつぶりながら振られたバチが少年の側頭部に見事命中、少年はそのまま気絶したが勢いはそのままだったので彼女を押し倒す形になった。
「キャッ!!!」
彼女は悲鳴をあげながら押し倒され、目を開け今の自分の状況と上に乗っている少年の赤くなっている側頭部を見てすぐに理解した。
「もう~何やってんのよ…。ほら蓮(れん)起きて、大丈夫?」
蓮と呼ばれたぐったりした少年を自分の体を起こしてから抱えるように起こしにかかる。
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