夜に公園を散歩するとたまに新たな発見をしたりする

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何故なら悪ぶってた頃はそこそこ名前も知れ渡ってたからだ   見ず知らずの人間から奇襲をかけられる事は日常茶飯事だった   「どういうつもりか知らないけど、孫なんて作ったつもりはない」   それ以前に女もいない   「警戒しないでよ!俺だってじいちゃんに無理やりこっちの時代に飛ばされて迷惑してんだから!」   じいちゃん呼ばわりの次は文句…   「お前が誰だか興味無いけど、迷惑してんのはこっちだ」   だいたい俺がじいちゃんなら、髪の青い孫なんてまず受け入れない   短い青い髪は右半分は編み込まれて後ろに流れている、赤メッシュまで入れてやがるし 瞳は金色、服装も奇抜だ   どっかの漫画に出てきそうな風貌   「そういうとこ昔っから変わらないんだね…」   少年は溜め息混じりに呆れ顔で俺を見てくる   「時空間移動マシンが壊れちゃって戻れないから、しばらくはじいちゃんとこ世話になるよ」   「時空間…?」   少年はアレだよ、と指をさす
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