某トイレのそんな奴

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数時間後……… 眠りすぎたか? 気が付くと既に放課後となっており、教室には俺しか残っていなかった。 てゆーか、学校に俺しかいないんじゃないか?と思うぐらいに校舎は静まり返っている。 「小便して帰るか」 取り敢えず俺は立ち上がると、トイレに向かって歩を進めた。 トイレにつくと、早速用をたす為に、俺は小便機の前に身体を置く。 さぁ、ここからが問題だ。 俺は慎重にナニを取り出して用をたさなければならない……… 失敗すれば最後、辺りに飛び散ったり、最悪しまう時にチャックでナニを挟む事になる。 男なら誰でも経験したことがあるだろうが、チャックでナニを挟むと限りなく痛いのだ。 どれくらい痛いかって言うとね…泣いちゃうくらい痛いんだよ!!! と、冗談はこれくらいにして、さっさと済ませて帰るか。 俺は用をたすためにズボンに手をかけたまさにその時である。 『開かないよぉ……』 「っ!!?」 突然、後ろの扉が閉まった大便器の方から、そんな女の子の声が聞こえてきたのだ。 俺は用をたすことも忘れ、ゆっくりと扉に近付いていく。
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