第一章 来襲

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「取り敢えず、ダイナやクラッコなどという大型の者に掛け合ってみるか。」 「そうだよね。それがいい。」 メタナイトが纏めた結論にカービィも頷く。 「…で、俺達はどうするよ。」 ダークメタナイトが言う。 「僕らはハルバードに乗っちゃえば良いんじゃないかな。だって一人一人じゃ勝ち目なんて無いんだから…。」 「シャドーさんの言う通りですね。そのほうがいいです。」 「でも…」 「何?カービィ。」 カービィが怖ず怖ず手を挙げた。 「それじゃあ、相手と戦うことになっちゃうんじゃない?僕は…出来る限り戦闘は避けたいんだけど…」 「それもそうだけど…」 カービィの意見にシャドーカービィも固まる。 「取り敢えず各自で考えてくれ。明日また会議をおこなうから、それまでに最低一つは自分の案を持ってくるように。」 「うーん…このまま座ってても進まないしね。じゃあそういうことで、解散!!」 結局大きな解決策を見出だすことなく会議は終わった。 その夜。 「カービィ。」 「シャドー…どうしたの?」 シャドーカービィがカービィの元を訪ねた。 「あのさ…さっきカービィは戦闘は避けたいって言ってたじゃん。」 「うん、言ったよ。それがどうしたの?」 「もしかしてと思うんだけど…まさかあの襲撃ってさ… ドロシアやマルクが言ってた"宇宙戦争"の前兆…なんじゃないかな…?」 「…え…?」 その場の空気が固まった。
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