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[デデデ城 謁見の間]
「たたた、大変であります!!大王様!!」
「どうしたぞい?ワドルドゥ。」
何やら慌てた様子でワドルドゥは言った。
「先程、空を望遠鏡で見ていたら…未確認飛行物体が!!」
「はっきりUFOと言うぞい。」
「いや、そういう問題ではありません!!何だか…こちらに向かっているのです!!」
「な、何ー!?」
その時、大地をも揺るがす大爆発が起こった。
「わぎゃっと!?」
「な、何ぞい!?」
そこに、パラソルワドルディがやってきた。
「大王様!!ご無事ですか!?」
「あ、ああ…何とか大丈夫ぞい。にしても何なんだぞい?ぬわぁ!!」
再び爆発が起こる。
「大王様!!僕、少し様子を見てきます!!」
「た、頼んだぞい!!パラソルワドルディ!!」
パラソルワドルディは城の外に飛び出した。
「わ、私も行ってくるあります!!」
「くれぐれも怪我をしないようにするぞい。」
「了解であります!」
ワドルドゥも城の外に飛び出した。
「陛下!!」
続いてメタナイト、ソードナイト、ブレイドナイトがデデデの元に来る。
「メタナイトにソード、ブレイド…こ、この城はどうなってしまうんだぞい?」
「このままでは爆発に飲まれてしまいます。陛下も早くお逃げになってください!!」
ソードが必死にデデデに訴える。
「しかし…王のわしが此処を離れることなど…出来ないんだぞい。」
「…そんな事は気にするな。大王。早く逃げるぞ。ハルバード基地なら何とかこの爆撃が防げる。今は被害を食い止めねば。」
メタナイトが冷静に言い放つ。
「今メタナイツが全力で住民達を避難させております。早いところ陛下も逃げた方が良いでしょう…。」
ブレイドもデデデを逃がそうと必死だ。
大きな爆発が起き、城の天井にひびが入る。
「…わかったぞい。」
デデデは静かに答えた。
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