7人が本棚に入れています
本棚に追加
さて、場所は変わり鏡の国のディメンジョンミラー内部。
一人の黒い騎士が何かを探してうろついていた。
「シャドー!!何処だ!!こんな非常事態に居ないなんて何事だ!!」
「なーに?呼んだ?ダーク…」
ダークと呼ばれた黒い騎士は灰色の球――シャドーカービィ――を見るなり言った。
「のんびりしている暇なんて無い!!プププランドに敵襲が来てんぞ!!」
「えっ!?嘘!!マジで!?」
「恐らく、鏡の国のバランスが少し崩れかかっているのはそのせいだ。早く行くぞ!!カービィ達もやられてるかもしんねーしな。」
「…うん!!」
ダークメタナイトとシャドーカービィは、鏡の国を出てプププランドに向かった。
一方、メタナイトもカービィ達を探し飛び回っていた。
「カービィ!!シャドー!!ダーク!!居るなら返事してくれ!!頼む!!」
しかし、返事は無い。
あるのは爆撃の跡と音だけだ。
「…っくそ、何処に居るんだ!!」
メタナイトは再び名を呼びながら探しはじめる。
相手側がメタナイトを見つけたのか、爆撃が集中しはじめる。
「うわっ!!」
弾丸がメタナイトの翼を掠る。
(このままでは私も負傷しかねない。早く見つけてハルバード基地に連れていかなくては…)
いっそう翼を大きく羽ばたかせ、メタナイトは弾丸の雨をうまく避けながら再び名を呼んだ。
しかし、返事はやはり無かった。
(まさか、もう敵に捕まった…とかか?いや、そんなことは無いはずだ!!)
「おーい!!メタナイト!!」
ふと、後ろから声がした。
最初のコメントを投稿しよう!