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「シャドー!!それにダークも…無事だったんだな。」
「ああ、さっき鏡の国から出てきた。しかし…一体何なんだよこれは。」
「説明している暇は無い。取り敢えず一番安全なハルバード基地に着いてからだ。お前達はハルバード基地に行ってくれ。私はカービィを探す。」
「一人で大丈夫なの?」
シャドーカービィが心配そうに尋ねる。
「大丈夫だ。今は一刻も早く避難するほうが先決だ。いいな?真っ直ぐ基地に行くんだぞ。」
「…ああ、分かった。」
「無理しないでね。」
「なに、心配するな。そんな柔な身体ではない。」
その時、すぐ側で何かが爆発した。
急がなくては被弾してしまう。
「早く!!」
「…行くぞ、シャドー。」
「うん…。」
ダークメタナイトとシャドーカービィはハルバード基地に向かった。
「後は…カービィを見つけるだけだな。急がなくては…。」
メタナイトは再び飛び回りカービィを探しにいった。
場所は変わり、ウイスピーウッズの森。
何とか敵を振りきったカービィは、ウイスピーウッズの幹に寄り掛かっていた。逃げつづけた疲労はやはり取れていないらしい。
「ウイスピー…ごめんね。いきなり飛び込んできて…」
「別に大丈夫だべ。今襲撃されているみたいだからなぁ。好きなだけ休め。」
「ありがとう…ウイスピー。」
カービィは再びウイスピーに身体を預ける。
「はぁ…怖いな…。何でいきなりこんなことが起こったんだろ。」
「最近平和だったのになぁ。よくわかんねぇべ。」
「だよね…。」
暫くそうしていると、爆撃の音が止んだ。
「…あれ?」
「音が止んだべ。」
「…カービィ!!」
「その声は…メタナイト!?」
茂みからメタナイトが出てきた。
「よかった…無事だったんだな。とにかく今からハルバード基地に行くぞ。市街地は焼き尽くされて何も無い。無事なのはあそこだけだ。」
「そっか。他の皆は?」
「住民もシャドーやダーク達もハルバード基地に居る。ほら、早く行くぞ。」
「うん。」
カービィは重い身体をゆっくりと起こす。
「気をつけるんだべ~!!」
「うん!!ありがとう!!ウイスピー!!」
カービィとメタナイトは森を出た。
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