第一章 来襲

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その頃、例の船の中では母艦との通信が行われていた。 「…アルファ様、逃げられました。」 『ええい、何をしているのだ!!時間が無いんだぞ!!』 「も、申し訳ありません。今から再び追い…」 『いや、いい。今は此処に近づいているヴィータ軍を足止めすることが先だ。引くぞ。』 「了解しました。」 数々の船と母艦はプププランドを去って行った。 場所は変わり、ハルバード基地。 運よく敵に見つかることなく来れたカービィとメタナイトは、対策会議を開いていた。 「見た感じだと、敵は帰って行ったようだが、またいつ来るかわからない。そのためにも先ずはハルバードだな。」 メタナイトが静かに言う。 「そうだね。僕たちじゃ勝てそうにないし。」 「でもそれだけで太刀打ち出来るのかぞい?」 デデデが疑問の声をあげる。 「それもそうだな。だとしたらどうするよ。メタナイト。」 ダークメタナイトも頷く。 「…だったら、あと頼りに出来そうなのは…ダイナとかかなぁ。」 「あとはクラッコとか。」 「ハルバードぐらいの強さを持つ程の兵器が他にもあったら良いんですが…。」 パラソルワドルディが呟く。 「それが出来たら苦労しないぞい。」 「ですよね…。ああ…どうすれば良いんでしょうか。」 暫く沈黙が続く。
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