56人が本棚に入れています
本棚に追加
私は紫の服に着替えて下へ下りていった。なんだかここでうふふと言わないといけない気がする。
「言ったら可能な限りマスパ撃つぜ」
…何故か心を読まれてしまった。
「あ!魔理沙さん、私の服に手紙って入ってませんでしたか?」
もし手紙が洗われてしまっていたら私はクビ…かもしれない。
「あぁ、これの事か?」
手渡されたのは確かにお嬢様から預かった手紙だったが、封を開けた跡があった。
「わ、悪い中見ちまった…」
…あれ?私って魔理沙さんと居ると不幸続きじゃない?
「魔理沙さん、すいませんが博麗神社まで送ってもらえますか?」
「構わないぜ。これを届けるのか?」
「はい。昨日頼まれた事なので急がないと」
「よし!じゃあ庭に向かうぜ」
私は魔理沙さんに手を引かれ庭へと出た。
「最初に言っておくが…変なとこに掴まるなよ?」
前回、胸に掴まってしまった事を言っているのだろう。
菷に乗った魔理沙さんの後ろにまたがると菷はフワリと浮かんだ。
「じゃあいくぜ!」
私達の乗った菷はスピードをあげながら魔理沙さんの家から離れていった。
最初のコメントを投稿しよう!