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優樹は薄暗い部室の中から竹刀を二本とり、部室を出ようとすると、二人組の男に道を塞がれた。
優樹『邪魔だ!そこをどきな!』
男A『どくわけねぇだろ、頭大丈夫か?』
男B『ハッハッハ!おいお前、あんな殺人者の味方して良いと思ってんのか?』
優樹『!!見たのか…あの顔を…』
男A『アッハハハハハ!あたりめぇだろ!先公が貼り紙貼ったからなぁ!』
優樹『!!!……うそ…だろ……………』
男A『これ以上アイツに手を貸すと、共犯になるんじゃねぇのか?』
その時。
真二『て…てめぇ!なんでそんなもの持ってやがる!?』
男B『?真二さん、どうし………うわぁ!』
男Bは稲葉の手にあるものを見てその場に座り込んだ。
優樹『稲葉!どうし……た…………い……稲…葉……?』
稲葉の手には、短刀が握られていた。
稲葉『いつまでも調子乗ってんじゃねぇ……』
真二『お、お前、それでどうするつもりだ!』
稲葉『静かにしてるんであれば……生かしてやる……先公に報告や更に上に報告するならば……<口止め>しなきゃなぁ………』
稲葉はゆっくりと真二に近寄った。
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