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藤崎とは1年の時、同じクラスだったんだ
一学期の間中、席替えがなくて、ずっと隣りの席だった
最初は別になんとも思ってなかった
すごく日焼けしてる人だなぁ、位だった
でもある日、教科書を忘れた私に気付いて、机をくっつけて一緒に見せてくれたんだ
お礼を言った私に
「別にいいって。俺が忘れた時は見せてな」
日に焼けた肌から白い歯が見えた
その笑顔が頭から離れなくて、気がつくと藤崎の姿ばっかり探すようになってた
それから藤崎と仲良くなった
冗談を言い合ったり、ちょっかいをかけたり、かけられたり
放課後残ってサッカー部の練習を教室から眺めるようになったのもその頃
2年になってクラスが離れた後も、放課後は教室から藤崎を眺めてた
で、見ちゃったんだ
1年のマネージャーに告白されてるところ
何言ってるかは全然分からなかったけど、二人で手を繋いで帰って行ったのを見てショックを受けた
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