―優しき黒雷、捕まる―

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(……………) 憐は自分の腕を見つめた。 腕に糸が絡まっている。 しかもそれは足、腹部にも絡みついていた。 そしてナイフは城主の首近くの畳に突き刺さっていた。 「ほぅ…西の刺客が紛れ込んでいたか…」 戸を静かに開け、一人の男が入ってきた。 糸はこの男のせいらしい。
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