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また、ということはまた書く気があるということなのではないだろうか。書くかどうかも分からないなんて、昔の自分はもの凄くひねくれていたようだ。今もだが。
読んでいると気恥ずかしくなってくる。なんなんだよ、『どっちなんだよっていう話』とかさ。エトセトラの綴りも分からなかったのか。たまらなくむずがゆい。頬が火照ってきた。やや開けられた窓から入ってくる風が心地良い。
次はいつ書いただろうか。『未来の俺』は全く覚えていない。残念だったな過去の俺よ。
「ご乗車ありがとうございましたー。終点ー終点ー」
紙を封筒に戻し、重い腰を上げるのと同時にかばんに詰め込んだ。ホームへ降りる。空が低く感じた。
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