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「‥39度8分、全然下がらないね」 「あー‥だりぃ‥」 葵は怠そうに寝返りをうった。 うちの両親はいつも仕事で家に居ない。 病気になったときですら傍に居てくれた事が一度も無い。 代わりに居るのは大勢のメイド達。 家に帰ってくるのは会社の創立記念日やら私たちの誕生パーティーなどのイベント事か正月くらいだ。 だからいつも病気になったとき双子の兄貴こと葵が傍に居てくれたのだ。
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