月下美人

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目の前に「何か」があった。 は?へ?? 唇に柔らかいものが当たる感触。驚きで半開きになった其所に。更に生温かい何かが侵入してくる。 「……っ」 それが坂本の舌だと解っても、思考が硬直している。振り払おうとしても軽く押さえ込まれただけなのに四肢が動かない。 息が続かなくなり、頭がぼーっとしてきた頃、漸く坂本は銀時を解放した。 ゼェゼェと酸素を吸い込む銀時。 「っ何しやがんだコノヤロー!」 男に接吻されて抵抗出来なかったなんて白夜叉の名折れもいいところだ。
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