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さすがにキンタロスもキレて、
「お前らなぁ!」
と、大口開けた瞬間、ウラタロスが
「リュウタ!今だよ!」
「うん!」
リュウタロスが水鉄砲をキンタロスの口の中に撃つ。
「!!」
撃ったモノが喉の奥に当りキンタロスは嘔吐した。
口の端から白い液体が流れ落ちる。
「いい顔!」
ウラタロスが携帯で撮りまくる。
「これ、まだ余ってる~!えーい!全部撃っちゃえ!」
リュウタロスは水鉄砲で色々な所に撃ちまくっていた。
「!」
モモタロスが読んでいる雑誌にソレがかかる。
「てめぇ!小僧!こんな卑猥なもん撃ちまくんじゃねーよ!」
大激怒するモモタロスに
「卑猥ってなーに?意味解んない!モモタロスのバーカ!!!」
リュウタロスが舌を出しながら悪態をつく。
「このクソガキ!!!!!!」
モモタロスがキレながらリュウタロスを追いかける。
リュウタロスも逃げながら水鉄砲を撃ちまくる。
ギャーギャー!騒ぎまくりながら暴れる二人を見てウラタロスは笑っていた。
そんな中で、キンタロスは静かに怒っていた。
「お~ま~え~ら~な~…!」
黒いオーラを出しながらキンタロスはユラリと立つと、
「ええかげんにせぇ!」
リュウタロスとウラタロスに一発ずつげんこつを食らわすと、タオルを肩にかけ食堂車を出て行った。
リュウタロスは頭をさすりながら口を尖らせてウラタロスにブウブウ文句を言っていた。
「亀ちゃんのせいで熊ちゃんに怒られたじゃない!」
「でも、すっごく良い写メが撮れたよ!ほら!」
ウラタロスが携帯の写メをリュウタロス見せる。
「うっわ~!この熊ちゃんエロ~い!」
嬉しそうにリュウタロスが笑う
すると、ウラタロスがふふんと笑いながら、
「考えた僕に感謝してよね!」
「わかってるよ!亀ちゃん!ちゃんとこの写メ送ってよね!」
「はい、はい、解ってるよ」
ため息をつきながらウラタロスは言うと、雑巾とバケツを持って掃除しはじめた。
「うーん楽しみ♪あ、亀ちゃん僕も手伝うよ!」
リュウタロスも雑巾を持って掃除する。
「ねぇ、亀ちゃん…。今度は熊ちゃんにスゴい事したいね♪」
その発言にウラタロスは目を丸くしながら、
「あ、…。そうだね…。」
(リュウタ…。僕、リュウタの変な扉開いちゃったかなぁ?)
そんな事を考えながらウラタロスは黙々と後片付けをしていた。
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