甲星高校サッカー部

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「甲星のヤマナチオっつったら全国でも有名だぞ!いくら県外から来たとしてもそれくらい知ってるだろ普通!てか知っててこの高校入ったんだろ?」 「いや…ただ強豪って聞いてたからさ…。それにあの人がここにしろって言ったから。サトシは知ってたか?」 「知るかそんなもん。」 「サトシも知らないってさ」 「サトシが知ってるかボケ!コイツの頭の中はバスケと女の事でいっぱいなんだよ!」 「そうそう…俺の目に留まったのはA組には3人…B組は6人…このC組は不作やね…とっておきはD組の星野…って人を獣みたいに呼ぶんじゃねぇ!」 「そこは事実だろ」 二人が口を揃えて言う。 「とにかく今日から部活見学だ。早速サッカー部見に行こうぜ」 「俺は部活巡りだな」 「マネージャー巡りだろ?」 「それも含めての部活巡りだ。後からサッカー部も見に行くからさ」 「いや来なくていい!」 またしても二人が口を揃えて言う。
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