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「ところでさぁ、嫌がらせって何するの?」
ゴン太が口を開く。
「ち、違う、嫌がらせじゃない!?誤解を招く様な言い方するなっ!?」
「えっ?違うの?」
「違うっつーのっ!?嫌がらせじゃなくて制裁!?」
「似た様なもんじゃない…やぁーねぇ…ひがみくんって…」
「てめぇは黙ってろこの遅刻魔。」
「ち、遅刻は関係ないでしょーっ!?」
「遅刻ばっかしやがって…今も寝てんじゃねぇのか?」
ブチッ…
「あんたねぇ…人の足元だとか、人のイヤミしか言えない訳?」
「てめぇは何でも人のせいにするけどな?」
「また同じ事しない…榊君の話じゃなかったの?」
「おっ!?そうだ…榊だよっ!?アイツを正しき道に戻すには…」
広大は胸ポケットからあるものを出す…
「うわっ…それって…」
「よりにもよってねぇ…」
「あんたとことん性格悪いわね…」
「何ですかそれ?」
広大が出したもの…それは、
「これだよ、臑内さん。」
「…写真?」
見たところ色々な写真が手に握られていた…
「うわっ…これ懐かしいな…榊に罰ゲームでAV借りに行かせたんだよな☆確かSMのドギツイやつ…」
「覚えてる覚えてる…確か女性店員だったよね☆」
「榊泣いてたよね☆あれはあれで傑作だったけどね☆」
「あの後大変だったよねぇ…店員にバレて追いかけられたし☆」
「一体皆さん何やったんですかっ!?」
「別に大した事はしてねぇよ、榊が色々罰ゲームの餌食になるから、面白がって写真に撮ってただけだ。」
「これって脅迫ですよね?軽く犯罪じゃないですか…?」
続く
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