カエルが泣くから帰れ

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「これから作戦名を発表する…」 「どうでもいいわよそんなのっ!?」 「あるんだやっぱり…作戦名とか…」 「…作戦名、榊を落とす最後の団体…略してSOS団っ!?!?」 「うぉおをいっ!?色々マズいでしょその名前っ!?」 後藤が叫んだ。 「っていうか団体名になってるし…」 ゴン太も指摘する。 「一応SとSの間に伏せ字入れといたんだけど…」 「普通にO(オー)に見えるからね?伏せ字の役果たしてないし…」 もとやんのツッコミが炸裂する。 「お前等いちいち細けーっつーの、シカトしろそこは…」 「っていうかこの小説の雰囲気上無理でしょ(笑)」 「っていうか、私メンバーに含まれてません?」 「つまりはこうだっ!?榊に写真を見せびらかして、弱みを握っ…じゃなくて理解を求めると共に、行動を慎む様に要請を促しに行こうと言うものである!」 (あっ…無視…) 「まぁ引っ掛かるものは多々あるけど最近アイツ調子乗ってるのは事実よね…」 「僕も最近自慢される様になったよ…」 「俺なんて飲めない事まで言われたし!?飲めない事は関係ないじゃんっ!?」 「いや…それ以前に学生の飲酒は犯罪ですよ?」 「とにかくこのままだとアイツはドンドンダメ人間になってしまうっ!?どうにかして我々が修正…正しい道に、引き戻してやらねば…」 (あっ…また無視…) 「うっわー出たよ、余計なお世話って奴が…」 「確かに余計なお世話だよね…」 「嫌がらせなんだし丁度良いんじゃない?あっ!!この写真懐かしい☆俺と広ちゃんとカズぽ(榊)の入学式ん時じゃん☆広ちゃん顔引きつってるし☆」 「やかましいっ!?この時はまだアイツも青い果実だったのになぁ…」 「もとやんは何でいないの?」 「この頃僕だけ学校違ったし…後藤さんと同じ時期に知り合ったんだよ☆」 「へぇ…あっ!?これ懐かしっ!?榊のゴスロリ町内一周の写真じゃん☆」 「カズぽは何故か罰ゲームよくやるよね…勝負事、弱過ぎだよね☆」 (…私はここにいなくても良いのでは?) 席を立ち、帰ろうとする臑内。 「臑内さん、どこいくの?」 「臑内さん、話し合いはまだ終ってないぜ?」 「ええっ!?」 ちゃっかりメンバーに加わっていた、臑内さんだった… 続く
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