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「絶対嫌ですっ!?」
広大と臑内が揉めている…
「そこをなんとか…友達の…いや、彼氏の俺のためだと思って…」
「い、いつ私が月代君の彼女になったんですかっ!?」
「前世から、良いじゃねぇか、減るもんじゃないし…」
「前世なんかしりませんっ!!嫌ですよっ!?何で私がメイド服に着替えなきゃいけないんですかっ!?」
広大は手に黒と白のフリフリメイド服を持っていた。
ボカッ!?
「あでっ!?」
後ろから後頭部を殴られる広大。
「やめろ変態。」
「いってぇな…後藤、てめぇ…何しやがんだ…大事な交渉中に…」
「交渉ってあんたねぇ…思いっきり決裂してんだけど…」
「嫌よ嫌よも好きの内…って言うだろ?俺は可能性に賭ける。」
「あーごめんね、臑内さん?あの変質者はああ見えて超真面目だからさぁ…」
「って、無視かよっ!?後藤コラッ!?邪魔すんなっ!?」
「邪魔じゃないわよっ!?変態からか弱い少女2人を…」
「ちょっとまて…何でてめぇも含まれてんだよ?お前DNA鑑定上男だろ?」
「ぁあ"っ?んだとコラァッ!?喧嘩売ってんのかヴォケッ!?」
「俺は買い取り専門だコラッ!?あと持ち帰り担当じゃあっ!?」
「黙れぇっ!?微妙に下に持ってくなぁっ!?」
「口げんかのレベル低いなぁ…ねぇもとやん…」
「そうだね、僕、なんだか恥ずかしくなって来ましたよ…」
「友達に紹介したくない友達だよね…」
「友達として友達に紹介したくないよね…」
「友達の友達は友達が友達だって紹介する前に友達じゃない友達だって言うんだって。」
「じゃあ僕らもあえて、友達の友達で友達なんだけど友達よりは親しくない友達で友達の友達の友達からは友達って言われてない友達って紹介しようよ?」
「うわぁ、わかりにくい上に理解したら悲しい現実だなぁ…」
「…あの…毎回私残るんですけど…」
ガラッ!?!?
突然、教室のドアが開く。
「やっかましゃあああっ!?!?」
いきなりどでかい声で叫ぶ女性が…
「先生…」
「ちーちゃん?」
「うげっ!?見つかった!!」
「ったく、となりの教室で気持ちよく寝てたら貴様等…下校時間はとっくに過ぎてんだぞクソ共…」
「ひっ!?す、すいませんっ!!」
「か、解散っ!?」
鞄を片手に皆逃げるように教室から出ていった…
続く
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