プロローグ

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「もしもーし…」 『あ…広ちゃん…?』 「ゴン太、大丈夫か?」 富川 言太(とみかわ ごんた)通称ゴン太。 親が経営する居酒屋{飲み屋ゴン太}の息子。飲み屋の息子なのに、酒に弱いという、まさにおいしいんだか、そうでないんだか…なキャラである。ちなみにゴンの友達は(ゴン太と一緒に飲む場合に限り)つけで飲める。 『あははは…飲み屋の息子なのにね…面目ない…』 「それはいい…てか知ってる、ちなみに昨日は何飲んだんだ奴は?」 「ちょっ…やめなさいっ!?ゴンっ!?言ったらぶっ殺すわよ?」 「ヒロインが殺すとか言わない方が良いよ?」 「知らないわよ!?勝手にあたし等を盗撮してる読者に合わせる理由がどこにあんのよ!?」 「盗撮って…せめてのぞきみ…」 「お前らさっきから何の話をしてる?」 ヤバい発言が聞こえたので広大が仲裁に入る。 『う~ん…昨日はね…鬼ころしを五本開けて…』 「げっ…」 「ちょっ…やめてぇーっ!?!?」 (ここから先は、ヒロインの立場的不利を考慮し、ご想像にお任せ致します…) 「結論、お前人間じゃない。」 「うるっさいわね…あのゴン吉…バラしやがってぇ…」 「いや、お前がやったことなんだから別に良いだろ…」 「良くないわよ、あんたらにネタにされるでしょ…」 「じゃあ飲むなよ!?」 「しょうがないじゃないっ!?イライラしてたんだからっ!?」 「しょうがなくねぇっ!?」 「そもそもあんたが昨日来なかったのが原因よっ!?」 「俺のせいかよっ!?」 「いいぞぉ☆もっとやれぇ。」 「「はっ?」」 周りにはギャラリーが殺到し、教室内は野次馬と化していた。 「ひゅーひゅー熱いねぇー」 榊が先頭になりヤジを飛ばす… 「お前ら…」 「ここは学校で神聖な場だから、そういうのは程々にしておけよ?月代。」 (むっちー) 「ばっ…あたし等そんなんじゃ…」 「ふ、不潔ですっ!?」 (臑内さんっ!?それは大袈裟すぎっ!?) 「だから違うってっ!?って言うか広大!!あんたも何か言いなさいよっ!?あんたのせいで生まれた誤解なんだから!?#%★…」 (ああ…今日は厄日だな…) … … … 「早苗…今日は広大災難な日らしいぞ…?」 「あなた、そういうのは自分の運勢から見るものよ?」 こうして、騒がしい1日が始まる… 第一話 完
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