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「お母さん、行ってきます!」
「行ってらっしゃい。」
柚果は笑顔で家を出た。
柚果の家から駅までは歩いて10分。
ゆっくりその道を歩いていた。
「ん~!気持いい。」
夏休み初日だけあって、道には小さい子供がたくさんいた。
「(可愛いな…)」
そんな小さい子供達をみて柚果は微笑んだ。
ドン。
「わっ大丈夫??」
一人の子供が柚果にぶつかった。
「うん…お姉ちゃん、ゴメンね??」
「うん。気を付けてね」
「はーい」
その子は柚果に手を降って走って行った。
「(私もあんな感じだったのかな?)」
柚果はしばらくその子が走って行くのをみて、また駅の方へと歩き出した。
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