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号令が終わると皆鞄を肩にかけ、それぞれの家に帰って行った。
「柚果!帰ろう?」
「うん!」
柚果も結実と一緒に教室を出た。
「柚果は今日からおばあちゃんの家に行っちゃうの??」
「うん!帰ってお昼ご飯食べたら。」
「そっかぁ…夜とかメールしようね!」
「うん(笑)」
柚果はいますぐにでもおばあちゃんの家に行きたかった。
「ねぇ柚果…あんたの好きなひとおばあちゃんの家の方に居るんでしょ(笑)?」
結実の質問に柚果は顔を真っ赤にしながら
「うん」
と頷きながら答えた。
柚果がおばあちゃんの家に行きたがる訳…
それは一馬に会えるから…
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