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ぼんやりと目を閉じる。
‥‥うん。
気持ちいいなぁ。
眠くなりそう……
寝ちゃうか。
だって、せっかくの森。
涼やかな風に木々の葉はさやさやと耳に心地良い音を生み出し、ちらちらと木漏れ日が光を静かに踊らせる。
遠くからはせせらぎの音もして――
なんてゆーか、セラピー。
こんなに綺麗な場所、久しぶりに見た‥‥感じた気がする。
本能が囁くまま、近くの木の根元に座り込んだ。
上半身を木に、下半身を大地に預ける。
此処は何故か安心出来る場所だった。
普通の女の子だったら服が汚れるとか気にするんだろうけど、あいにく私は気にしない。
いつでも動きやすいようにジーンズにスニーカーだからね。
良い夢が見れるような期待を楽しみに感じながら、そっと目を閉じた。
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