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‥‥‥頭が疲れてきた。
認識論は楽しいけどたまにわけわかんなくなってくるんだよね。
「‥‥あれ?」
なんとなく周りを見回して気づいた。
泣いてる。
何がって、少年が。
息を殺して大木にしがみつくようにして泣いている少年。
どうしたんだろう。
どっか、痛いのかな。
心とか。
「‥‥‥はふ」
うんまぁ此処は何処なのか訊かなきゃいけないし、と自分にちょっと言い訳して少年に話しかけようと少し離れた場所にある大木に向かった。
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