夢の中へこんにちは

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近づいてみると少年が美形なのが良くわかった。 肌は白いわふにふにしてそーだわ髪は鴉の濡羽色でつやっつやしてるわ。 ん? あれ、実は女の子とかそういうオチじゃないよね? だって私、美形な男の子と美形な女の子の区別がつけられる気がしない。 ‥‥‥いや。だからどうしたと言われたらそれまでなのだけど。 泣いてんだから声かけろって話だけど。 声かけるのに相手の性別なんか関係ないのは道理だけど。 ‥‥そうなんだけど。 ほらやっぱこちらは一般人なわけですよ。着飾っても中の上なわけですよ。 なんつーか、 ‥‥恐れ多くて。
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