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「興隆、お主はどう思う」
「金に群がる小者の集かと、何か懸念なされるのであれば忍集を派遣致しましょうか」
「忍集は未だ多忙であろう、私が直に見てくる」
「では護衛に某に義政、数名の配下、祢音をお連れ下さい」
「頼むぞ、2日後に出発する」
「御意」
白夜が政務室に戻り、興隆も自室に戻ると祢音が平伏していた。
「先ずは報告したい事があります、どこの忍か解りませんが捕えました」
「またか…」
城を入手してからと云うもの他国の忍が情報や暗殺を仕掛けていて何れも未然に防がせていた。
「自害させぬ様に見張りをつけ尋問致します」
「頼むぞ、それと二日後に大殿が洛城に向かわれる際忍集数名と祢音に警護を頼む、私と義政、数名の配下も共に行く」
祢音はこれ以上仕事を増やすなとジトりと興隆を睨み付ける。
「す、すまんな祢音頼むぞ!」
そそくさと逃げ出す興隆。。
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