1677人が本棚に入れています
本棚に追加
「ふふ、阿保であったな、だが策を練る前に帰城出来る様に気をつけよ、義政と兵は必ず森田守れ」
「お任せ下さい」
命に従い森田を囲む様配置し白夜、興隆が先頭に進めば山道に入り少しすると賊紛いな格好をする集団が道を塞いでいた、祢音率いる忍集が他の対応に追われていると推測する興隆が殺気を放ち言う。
「そこをどけぇい!」
「ゲヘヘヘ、通さねぇよそこの男に用があるんだ」
「法善か?」
「しらねぇな、俺達は只の盗賊とりあえずだ、死ねや」
明らかに何か知っている様子であり白夜は小さく溜め息つく。
「我ら相手にその少数で勝てると?退けば助けてやるがどうする」
「ゲヘヘヘ、頭が可笑しくなったか」
「力の差が解らぬ奴らよ、久しぶりにやるか興隆」
「大殿との久方ぶりの実戦、これ以上の幸せは御座いませんな!!!」
白夜、興隆が切り込みどちらが多く倒すかと言わんばかりに倒していく様を義政、森田、兵は見とれる程に圧倒する二人。
最初のコメントを投稿しよう!