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「私軍が正面から仕掛ける内に狼凱、猛武軍が囲み確実に殲滅するのですね、これなば確実かと」
「だが深追いする敵兵が多ければ無理するな、一度の奇襲でも戦果は得られる筈!敵が動けば知らせが来る、各軍は何時でも動ける様準備を怠るな」
「「「御意!」」」
策を用いて万端の準備で敵軍を迎え討つ京軍に知らせが入り、3日目の朝日が登る頃、洛城城門に二万の軍勢が先頭に立つ法善に視線が集まる。
「皆の者良ぅ集まってくれた!強者である我々同盟軍が攻めれば京城など雑作もなく落とせる!!我が連合軍の名を日の本に轟かせる日にしようぞ!」
「「「「オオォー!」」」」
白夜の思惑通りに同盟軍は足並みを揃えて洛城から進軍開始するも誰もが確実に勝てると思っていて怠慢な行軍となっていた。
猛武 狼凱が待ち伏せしている場所に監視する祢音が報告に姿を現す。
「半刻程で同盟軍が此方に到着しこの地にて宿営を張ります」
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