怠惰と別れ

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『アキラさんまかない何食べますか?』 『う~んサンドイッチ☆』 仕事にも慣れ、ホールのリーダーみないな仕事を任されだしていた。 俺にまかないを聞いてきた女の子は二つ下の、ミキという、かなり女の子っぽい女の子だった。バレンタインの日などは、店の男女問わず全員に、チョコケーキやクッキーを焼いてきたり、とにかく何かあるたびに、仲の良い女友達と手紙を交換しているような女の子だった。 この仕事での沢山の出会いで、俺は少しずつ壊れていく。
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