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「本当に分かりやすい人ですね。そんな事しませんよ。お祝いです。光我君の七五三」
キョロキョロしていたコウガの動きが止まる。
「何でオレの祝いしてくれるんだ?」
真は目を細め、
「君は組長の零し種だからですよ。」
(えぇ~!マジですか?)
「零し種?」
「意味知りた<ボカッ>
買った衣類が入った袋を真の顔面目掛けて投げ付けた。
「組長の息子って事だよ。コウガ君。」
こめかみを引きつらせながら答えてやる。
「ふぅ~ん。ぢゃ跡取りなんか?」
(子供って以外と大人な発想するよね。)
「今の所、組長には奥様がいらっしゃいませんし(これからもコノ人が居れば浮気しないでしょうし)そう言う事になりますね。」
意味ありげに鈴の顔を見る。
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