#1⃣ ある春の夜

7/12
前へ
/12ページ
次へ
『課題の論文、提出来週だからね』階段を上り、優輝は自分の部屋へ・・・ 幸輝は閉まろうとするドアに自分の体を押し込み、優輝の部屋に入った。 『いや、邪魔しないから』 何か言いたそうな優輝を制し、ベッドに寝そべった。 ---------------- ----ガサガサ ----ゴソゴソ 『幸輝』 痺れを切らした優輝がベッド上の幸輝を振り返ると、幸輝がベッドの下をゴソゴソと探っている。 『何してんの』 『ん~』 今度は枕の下に手をやり、探っている。 『あ、』 何かを発見し、ニマニマ一人で笑っている。 『何でも良いけど、ビールこぼさないで』
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加