#1⃣ ある春の夜

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『なんだ・・・』 幸輝が探し当てたものは、お目当ての物とは違ったらしい。 『な~、エロ本は?』 なるほど、それを探していたのか・・・一度机に視線を戻したが、もう一度幸輝の方に振り返る。 探すのを辞めた幸輝が大の字でベッドを占拠していた。 『な、美雪ちゃん可愛かったな』 『・・・?』 みゆき、みゆき・・・ああ、肩までのサラサラヘアーでK大の子か・・・。 『やっぱり女の子は男と違って、柔らかくて、華奢でちっちゃくて・・・』 『うん、そうだね』 『触れたら壊れそうだし、でもさ、意外とタフなんだよな~・・・』 『で、なにがいいたいの?』
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