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ランドル『さーて、追い込んだ。さっさと観念しやがれってんだよ!』
夜の闇に響く1人の男の声。髪は長いポニーテールで真っ青に染まっている。目は猫のようにつり上がり、中の瞳は紫色に輝く。
彼の名は、〈ランドル〉
ランドル『お前は町に混乱をもたらした。何人もの命を殺した。お前みたいなヤローは生かしておくわけにはいかねぇんだよ!!』
大男「ほざくな小僧。お前みたいな魔法使いなんかに消されてたまるか!!」
ランドルの目の前にいるのは1人の大男。夜に何人もの人間の血を一滴残らず吸い、その血を自分のエネルギーとして生きている。そのため、町では「闇のバンパイア」と呼ばれ、恐れられていた。
そして今日の昼、1人の女性がランドルの館を訪ね、闇のバンパイアを倒してほしいと依頼があったのだ。
大男「オレは血が必要なんだよ、大量に血が…。血を手に入れ、強くなりたい…。それを今ここで、お前に邪魔される訳にはいかないんだよ!!」
ランドル『はっ。お前、自分のことしか考えられない最低なヤローなんだな…その小さな心臓、俺が砕いてやるよ!!』
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