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「うぉぉぉぉぉぉ!」
男は拳銃を持ち、皇帝
新井田にむかって走りだした。
「この国はイカれてる!
何が逮捕だ死刑だ!誰がお前なんかに支配権があるんだ!!殺してやるぅぅぅぅぅ!!!」
男は次々に新井田皇帝の支配下たちを殺していった。
「いかんねェ・・・この俺に逆らうとは!その男を殺せ!今すぐに!」
皇帝は立ち上がると唾を吐きながらこう言った。
男はたちまち灰となった。
この男、新井田皇帝に逆らったものは、たとえ女子供でも死刑にしていくのだった。
国民は怯えて暮らす毎日が続き、彼の支持率は一気に2%まで下がったのだった。
しかしさっきの男の行為は決して勇気のあることではなく、他の国民からも冷たい目で見られるのであった・・・
もちろんこの男に逆らえる者はいなくなり、新井田皇帝の支配が続くのだった。
ついには鎖国までもし、外国からの輸入に頼っていた元日本は、もはや国と言えるものではなくなった。しかし皇帝だけは毎日のように贅沢三昧をしていた・・・
「この国はもう終わりじゃ・・・わしは死にたいよ・・・」
「誰かあいつをとめてちょうだい!!!」
「うわーん!ママー、お腹がすいたよー!死んじゃうよー!」
国民は全員失望していき死亡者は増え、この国はますます新井田皇帝の手に落ちて行くのだった・・・
第1章完
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