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砂浜に2人は座り、また無言になった。
麻奈が過去について涙を流し、辛そうに話し出した。
僕はそれを黙って聞く。
誰かに聞いて欲しかったんだと思う。聞くだけで彼女の気持ちが少しでも和らげるんだったら、いくらでも力になりたかった。
彼女の話が終わり暫く2人は無言になった。
彼女はまたも突然、口を開く。
『よかったぁ~!これで、吹っ切れた~っっ。連れてきてくれてありがとね(o^∀^o)』
と本当に吹っ切れたかの様に彼女はすがすがしい笑顔になっていた。
『辛くなったら、いつでも僕を頼ってよ。こんな僕でも少しは頼りになるからさ』
自然と言葉に出ていた。
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