01.光が舞い降りる日

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「パイロット、無事脱出!」 管制塔では、モニターを通してパイロットの無事を確認した。 「ったくあの馬鹿…!!」 そこにいた一人の男が管制塔から飛び出した。 「1号機への放水はまだか!?」 「救護班!早くパイロットの怪我を!!」 一見事故のように思えるこの光景、実は日常茶飯事である。 飛行訓練場では必ずと言っていいほどデルタサーガや新型機のテスト飛行の際こうやって機体が落とされるのだ。 パイロットが無茶をしすぎるため、が最も多い機体墜落の理由であり、今回の件もまたそうである。
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