自分の息子『第一章』

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彼女はいちよ言ったと答えた。何て言ったのって聞いた。「死んでる」って答えた。自分は一瞬「はぁ」って思った。けど翌々考えてみると確かにその方が良いと思った。今この場でパパだよって言ったらこの子はどう思うかな。変な顔するかな。それともパパって叫んでこっちに来るかな。自分はいろいろ考えた。その時自然に涙が出てきた。悲しいからじゃなく嬉しいからでもない。自分が情けないからかなって思った。自分は心の中で謝った何度も・・・何度も・・。いつの間にか子供は寝ていた。彼女が抱っこしようとしたら「ちょっと待て」自分が止めた。「自分に抱かせてくれないかって頼んだ」彼女は笑いながら良いよって言った抱っこした時子供の寝顔を見た。可愛いって思った。やっぱり我が子やなって思った。髪の毛、鼻、耳、口、寝顔は間違いなく自分に似てた。抱っこしてベットに連れて行く。彼女があとは私がやるからって言った。自分は俺が側に居るからお前はどっか行ってろって言った。彼女は何故か笑いながら自分に預けた。自分は子供の寝顔を見ながら我が子の胸に手を置いた。心臓に合わせて手をゆっくりたたいた。自分は寝てる我が子に「ごめんな」って言った。「俺はお前を殺そうとしたんだimage=52501426.jpg
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