ハシモトの家庭環境

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また母親が男を家に連れ込んで売春していたので、家にいると煙たがられ、男が家に来ると条件反射で外へ一目散に逃げ出す習性が身に付いてしまい、家庭訪問に来た先生を買客と思って逃げ出したこともあったようです。 被差別部落出身で母子家庭でしかも母親が売春婦な上、ネグレクトという最下層の生活をしていたので、手癖が悪く人の物を平気で盗んでいました。 母親は男に体売ってなんぼの商売だったので体力的にもきつかったのか、同世代の子供を持つ母親の中で一番若かったのに、一番やつれて老けて見えました。 ハシモト同様に極端に小柄で浅黒い肌色をし、どこからどうみても日本人には見えず、カンボジア難民にしかみえませんでした。 何回かハシモトの家に遊びに行きましたが、母親は売春を生業にしてるので、子供がこようが関係なしにセックスしてあえぎ声をあげていました。 古びた昔ながらの長屋なのでギシギシセックスしている音も聞こえて来たことがありました。 別に見る気はなかったのですが、交尾の最中を見てしまったこともありました。 たまに買客が金を踏み倒してしまうとハシモトに八つ当たりしてボコボコに竹刀で叩かれたそうです。 学校側もひどい家庭環境をほったらかしにしていたわけではなく、母子寮を世話したり努力はしていたようです。 ところが母親が全て拒否してしまい、失敗したそうです。 そして母親はハシモトに万引きをさせていたことも後々発覚しました。 買客が来るのに酒がないからといって酒屋から盗ませたり、当時はまだ珍しかったコンビニからつまみを盗ませたりしていました。 子供だから大目にみてもらえるはずだという腐りきった考えを持っていました。 徹底した利己主義者で自分の子供は利用できるなら徹底的に利用しつくしても育てる気はゼロ。 使い捨てのボロ雑巾のようなものでした。 最後はシャブ買う金欲しさに自分の娘を売春させて逮捕されました。 娘2人は小学生でした。 どうして此処まで自分の子供を苦しめ抜いたかはよくわかりません。
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