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「沙耶、荷物運ぶの手伝って」
沙耶は母に呼ばれ、荷物を運び始めた。
「剣(ツルギ)兄さんは?」
「車で寝てると思うから、起こしてくれる?」
「………分かった」
沙耶は車に近付く。
ドアを開けると、男が寝ている。
沙耶の1つ上の兄、剣だ。
「兄さん、着いたよ」
「………💤」
「…………ι」
沙耶は車にある地図帳を手にすると………
―――バコッ!!!
「Σ痛っ!!?」
剣の頭をおもいっきり叩いた。
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