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沙耶は早足で席に向かう。
授業が始まったが、2人はひそひそと喋っていた。
「久し振りだね」
「あぁ。びっくりしたぞ?先生から天才が転校してくるてな聞いてたが、まさか沙耶とは……」
沙耶は首を傾げる。
「天才?誰が?」
「………無自覚かよι」
「?」
「沖野、黒澤、授業中なのを忘れてないか?」
――ビクッ×2
「ちょうど良い。お前ら2人この問題解け」
先生がコンコン黒板を叩く。
そこにはかなり難しそうな数式。
「うげ!」
「……」
2人は黒板に向かう。
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