大名

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真田屋敷・三ヶ月後(1560年9月) 正幸・・・「皆戻ってきたか。ご苦労であった。成果を聞く前に皆に報告がある。柴田勝家様の家臣・可児才蔵殿が我真田に仕える事になった。」 才蔵・・・「可児才蔵です。以後よろしくお願いします」 村昌・・・「才蔵殿は武勇のみならず政治手腕も中々の者ときく。これは心強いですね。」 才蔵・・・「いやいや真田の皆さんに比べると、まだまだです。」 正幸・・・「よろしく頼むぞ。では成果を聞こう。」 村昌・・・「それがしは前田利家殿の甥・前田慶次殿を連れて参りました。」 慶次・・・「前田慶次に御座る。よしなに」 昌秀・・・「私は、今川家臣・井伊直親殿・松下之綱殿・岡部正綱殿を取り込んで来ました。我等が駿河攻めの際、今川を裏切り我等の味方になる事約定を結びました。 彼等は内政にも明るく、駿河、遠江の豪族故、統治するにもしやすくなります。」 ※井伊直親とは後の徳川四天王と言われた井伊直政の父である。 ※松下之綱とは秀吉が信長に仕える前の主君である。 ※岡部正綱とは今川滅亡する最後まで武田と戦い抜いた豪の者。その後武田家、徳川に仕えあらゆる戦で活躍した武将。 喜助・紀蔵・・・「忍300名組織しました。更に全国に忍を放ち逐一情報が来るよう200名の情報部隊も組織しました。 個々の能力も鍛え上げました。」 正幸・・・「上出来じゃ」
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