~信長動く!~

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駿河国・駿府城 今日は月に一度の評定の日。 正幸・・・「皆大儀。」 一同・・・「はは~」 昌秀・・・「殿。新兵器の開発完了に御座る。」 正幸・・・「うむ。子細を申せ。」 昌秀・・・「はっ。まず新しく開発した鉄砲なのですが。火繩を使わずして、発射する事が可能になりました故、雨が降っても鉄砲が使えまする。」 耳を澄まして聴き入ってた一同は、驚き称賛した。昌秀はさらに続ける。 昌秀・・・「そして、従来の鉄砲は玉込めに時間がかかり過ぎ、実用的ではありませんでしたが、そこで筒を短くし、手軽に持てるよう小さくしてみました。 次に、6発の玉を連続で撃てるようにしましたので、威力は従来の鉄砲の10倍程。」 一同はさらに驚き、言葉が出てこない。 昌秀・・・「次に、水軍編制をしました。嘉隆殿宜しくお願いします。」 水軍大将の九鬼嘉隆に話しを引き継いだ昌秀。 嘉隆・・・「それでは、報告します。まずは大砲を搭載した小船を300隻。安宅船を50隻。さらに、鉄鋼船10隻。鉄鋼船には大砲を搭載しています。計360隻です。」 正幸・・・「上出来だ。嘉隆。毛利水軍などは、1500~3000と聞くが、こちらは鉄鋼船が10隻もある。数が少なくとも勝利する事が出来るぞ。」 嘉隆・・・「はっ。今月には後2隻、出来上がる手筈になっております。」 正幸・・・「うむ。大儀じゃ。天下無双の水軍だな。」
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