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遠江国・掛川城武田軍
喜助と紀蔵は掛川城付近まできていたが、厳重な警備の為動きがとれなかった。
喜助・・・「警備が厳重すぎるな。」
紀蔵・・・「うむ。甲賀の忍もあちらこちらに潜んでいる。」
喜助・・・「やはり武田軍に何かあったのか。」
紀蔵・・・「強行突破するにしても、敵の忍が一斉に飛び出して来よう。どうする?」
喜助・・・「こうなったら、甲賀忍を殲滅するか?」
紀蔵・・・「そうだな。」
武田には、真田幸隆の忍、真田衆と武田信玄直属の甲賀衆がいた。幸隆幽閉により優秀な真田忍は警備にあたって居なかった。
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