1555年戦国の世 ~尾張の国~

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※上田城・城主の間 喜助はすんなり城に忍び込み、幸隆が眠る城主の間の屋根裏に潜んでいた。 幸隆・・・「ヌシ!どこの手の者じゃ!」 さすがは、真田一族。忍び込んだ事が、既に幸隆の耳に届いていたのである。 喜助は、天井裏から降りたち幸隆に向かい、平伏しながら口をひらいた。 喜助・・・「ご無礼お許しくださいませ。我が主・真田正幸の家臣・猿飛 喜助と申します。」 幸隆・・・「ははははははっ。もしや400年後の未来から来たのであろう。」 喜助・・・「はっ。ですが何故幸隆様はご存知なのですか?」 幸隆・・・「何度も我が子孫達が来たからのう。じゃが皆家康を打つ事は出来なんだ。」
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